❷インフォメーション
2022/10/17更新
今回は価格改定についての内容になります。
弊社は今から7年前の2015年よりカヤックの製造を行って参りました。
この7年間にも毎年毎年当たり前のように原材料の値上げは続いておりましたが、
弊社としては艇体価格に転嫁しない姿勢をずっと続けて参りました。
ですが、
昨今の急激な原材料高騰はこれまでの7年間の値上げ幅を半年で超えるレベルとなっており、
今後もこの流れが続くもしくは加速するといった状況となっています。
「艇体価格に転嫁しない」姿勢にこだわってきた理由
今までにも何度となく価格改定を検討した事は実際にありましたが、
安易にそこにいかず、
まだまだ自分がやれることは沢山あるはずだと考え、
製造工程の見直しや使用材料の再検討、固定費削減など、
チャレンジ精神をもって更なる改善を進めてきました。
当然すべての改善がうまくいった訳ではありませんが、
そうする事で発想の転換が起きたり、良くも悪くも新しい発見があったりと、
プラスに働く要素も多く、
これらを製品製作にしっかり反映させる事でこれまで乗り越えてこれたと思っています。
ですが、
7年間続けてきたこの取り組みは、もはや最終到達点に近く、
これ以上のチャレンジは品質管理上の最低レベルを下回ってしまう懸念もあり、
原材料高騰の昨今の流れは、
製品製作自体も立ち行かなくなっていく事が容易に想像できる段階にきています。
これらの事を踏まえて、
弊社もいよいよ価格改定に踏み切らざる負えない時期かと考えております。
少し余談ですが、
先日、工場のリフォームのお話をさせていただきました。
本来であればもっとしっかりとした工場を構えて品質管理しながら製品造りを行うべきではありますが、
今回のこのリフォームは固定費(家賃)低減の観点で非常に大きく貢献するものであり、
「艇体価格に転嫁しない」姿勢を基に弊社が現状でできうる最大の効果と判断しこの決断をした次第です。
※工場リフォームの模様を動画にしています。宜しければご視聴下さい。
工場リフォーム動画↓
本題に戻ります。
価格改定は「艇体価格に転嫁しない」姿勢を続けてきた弊社としてはとても不本意で不条理なものとなり、
先行き不透明な今のこのご時世に於いてこのような判断をする事はご購入を検討して下さる方々に対し、
決して正しいとは思えないというのが正直なところです。
価格改定の実施時期及び改定価格、対象製品等、詳細につきまして現在引き続き検討中です。
今月内には結論を出し、改めてご報告する予定ですので続報をお待ちください。
長文失礼しました。
今回は以上となります。